【トルク】生体力学について知って鍛えよう⑤【モーメントアーム】

知識
柑九郎
柑九郎

皆さんこんにちは!

TOLの伝道師、松波柑九郎です。

早朝ウォーキングは蝉の声がBGM

本日は生体力学の「回転運動(トルク)」について語っていきますね。

生体力学とは「運動学」「動作学」「運動力学」を合わせた学問になります。

運動学:動きの要因を考慮しない、動きそのものの学問…物理、エネルギー運動量

動作学:科学的な人間の動きに関する学問…メッセージ性、ジェスチャー

運動力学:動き全般に関する学問…規則性、慣性の法則、作用・反作用の法則

生体力学:身体がどのように動くのか、その動きが内的要因(筋肉)なのか、外的要因(外部からの負荷、活動を伴う荷重)による動きなのかに関する学問です。

物理の法則を人間の身体に応用したもので、身体は関節を軸として筋肉の収縮した方向へ動きます。

並進運動や回転運動など運動の種類についてはコチラ

ニュートンの法則についてはコチラ

スカラーやベクトルなど運動を表す用語についてはコチラをどうぞ。

てこについてはコチラ

それでは 「回転運動(トルク)」 について知って鍛えていきましょう!

■回転運動(トルク)
・トルクとは、回転力、回す力、力の能率などとも言い、軸の周りを回転させる力のモーメント(角運動量)です。
トルクは「力の大きさ」と「方向」、「回転軸からの距離」で決まります。

・トルクは軸からの距離が大きいほど、加えられた力による円運動の変化は大きくなります。

・トルクの3要素
①てこに作用する力の量(N)

②てこと力が作用する点との距離(r=半径)

③てこに作用する力の角度(°度)

■力角度/抵抗角度
・関節軸の側の「ベクトル」と「てこ」の間の角度を力角度または抵抗角度と言います。

・関節の角度とは、直接の関係はありません。
・動作中の骨と筋肉の関係が変化するごとに、力角度も変化します。

■モーメントアームモーメント(M)は、物体を回転させる力の大きさを表す量で、「能率」または「積率」とも言います。モーメント(M)=力(F)×距離(r)

・モーメントアームとは「ベクトル」「関節軸(てこの支点)」の間の最短距離の事で、言うなれば「力の作用線」「回転軸と垂直に交わる直線」の長さです。

・この線の長さを「モーメントアーム長」と言います。

筋トレを行う際は回転運動を意識してみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回も皆様のTOL(トレーニングオブライフ)が向上できるお話をさせていただきます!

お楽しみに♪

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